
インストラクター
山中南実さん
お子さんの年齢:中2男子、小6女子
お住まい:長崎県
フラワーアレンジメント教室運営、学習塾経営
受講前のお悩み
いい子タイプだった息子が、 小5辺りからから変わりはじめ、 6年生になるころには、 ついに荒れてしまいました。
もともと本人が希望して始めた受験。 5年生の春から塾にも通っていましたが、 6年の秋ごろからは塾をサボり、 勉強もしなくなりました。
勉強はしないのに「受験はする!」と言い張る息子に、 「受けるなら勉強しなさい!」 「勉強しないなら、もうやめなさい!」 と私は何度も言い続けてしまいました。
そんな毎日が続くうちに、 息子は壁やお風呂のドアを壊すようになり、 声をかけても、返ってくるのは暴言か無視。
そして、6年生の9月末、ついに学校へ行けなくなってしまいました。 カウンセラーやトレーナーさんのサポートもあって、
少しずつ登校はできるようになりましたが、
2学期は 欠席10日、遅刻30日、早退30日。
授業に一日じゅう出られる日は、ほとんどありませんでした。
あとになってわかったのですが、
息子は同級生から体に痛みを伴うような嫌がらせを受けていて、
さらに先生とのトラブルも抱えていました。
それでも誰にも相談できず、 私にも、友達にも言えないまま、苦しんでいたようです。 それが、学校を休むきっかけになっていたのだと、あとから知りました。
受験をやめることも提案しましたが、 本人はそれを強く拒否。
結果的に私立2校には合格したものの、 本命だった学校は、当日の朝になって 「もう行かない」と自分で決め、家を出ることはありませんでした。 その後、気持ちが落ち着いたタイミングで、 本人の希望により、公立中学への進学を決めました。
どのように対応されていましたか
・教育書を読む
・ネットで情報を探す
・お世話になっていた陸上部の監督に相談
(監督のご紹介のトレーナー・カウンセラーの先生の所へ通いました)
・小5の時の担任に相談
どのようにしてしゃべらないママコーチングをお知りになりましたか
息子をどうにかしなければ…その思いだけで、 毎日のようにスマホで検索していました。 もう、自分でも整理がつかないほど。
そんな混乱のなかで、気づけば「しゃべらないママコーチング」に出会っていました。
個別相談を受けて、受講する決め手となったのは何ですか
松岡さんの「大丈夫ですよ!」という言葉に、息子の未来を助けてもらえると感じたことです。
松岡はどんな印象でしたか?
個別相談の時、確信たっぷりに「大丈夫ですよ」とおっしゃってくださり、とても安心したことが印象的でした。
またその時に、 「3か月後には、息子さん料理してるかも?」なんて言われたのですが、3ヶ月どころかなんと1週間後に、講座中に、いきなり料理を作り始め、まるで予言者!?と驚きました。
そして、今では休日は1日2食、学校がある日でも部活がなければ夕食を作ってくれるほどに。
1年前には想像もできなかった未来が、松岡さんには見えていたんだな…と、心から思います。確信を持ってアドバイスしてくださる方です。
基礎講座を受けて、お子さんやご自身にどのような変化がありましたか
テキスト①受講の日、本来は不在のはずだった息子が、急な予定変更で家にいました。
私はイヤホンで受講していたので、テキストの内容は息子には聞こえていない状態だったのですが、ワークや質問に答える私の声は、息子にも聞こえる状態でした。
講座開始まもなく、息子が急に「久しぶりに料理しようかな?」とお昼ご飯を作り始めましたのです。 まだ「魔法の声かけ」も何もしていない段階での出来事に、私は本当に驚きました。
それから日を追うごとに、息子は穏やかさを取り戻し、優しくなり、返事や会話もしてくれ、やがて一緒に出かけてくれるようにもなりました。
すると、勉強にも自ら取り組み、自分で部活も決め、友人たちの前で素の自分を出すようになり、自分の意思を持ち始めました。
陸上では、未経験の種目にチャレンジし、なんと初出場でまさかの「学年県1位」という快挙! ところがその翌日、 なんと息子は突然こう言いました。
「2週間、学校休む!」
そして本当に2週間、登校しませんでした。 最初は「えっ、なんで?」と戸惑いましたが、不思議と“本人が決めたことだから”と、任せることができていました。
その後、息子は私にこう話してくれました。
「実は一部の部員から、ちょっと嫌なことされてたんだ」と。 彼は、自分で動いて解決しようとしていたんです。 でも、自分だけでは無理と感じた部分は、 母や先生・顧問に何を助けてほしいと思っているかを伝え、サポートしてもらうなど、自分で考え、決め、トラブルも自ら解決し、乗り越えるようになっていました。
インストラクターになる決め手はなんでしたか
学習塾を経営しているので、我が子だけでなく、生徒さんたちへのお声かけにもいい効果が出せるかもしれないと思ったことです。
受講生ではなく、インストラクターということが実績として必要だと感じました。
インストラクターとして活動する中で成果や良かった事があれば教えてください
講座を3巡することで、 息子がどんどん変化していったこと。
そして、娘にも嬉しい変化が現れました。
学習塾の生徒さんへの声かけや、保護者対応の際に、「自信と説得力」が増したこと。
また少しずつですが SNSにも挑戦し始めました。 自分が発信することで、 日々の子どもたちとのやり取りを“俯瞰で見られる”ようになり、 対応の幅が広がったように感じています。
イラッとした時も、「なんで今イラっとしたんだろう?」 「どうしたらよかったかな?」と、気づき→分析→整理→発信、という流れができたことで、 あのモヤモヤが長引くことが減りました。
活動していく中で、お子さんやご自身にどのような変化がありましたか
家族の中の会話が増え、笑顔の日や、子供たちと笑い転げるだんらんが戻ってきました。
息子は、もとの優しい息子に戻りましたが、さらに進化しており、ただのいい子ではなく、自分の意思を持って可否も判断し言えるようになりました。
思春期の息子と娘、そして、その友達たちと一緒に遊びに出かけます。
息子が母のことも仲間として皆と一緒に入れること、愛はありつつも、程よい距離感で接してくれることがありがたいです。
私自身も、思春期の子たちへ、愛が伝わるほどよい距離感をとれるようになってきました。
息子がよく料理を作ってくれるようになりました。春休みはほぼ毎日、昼食と夕食を作ってくれました。
(作って~とお願いしても、嫌な日はちゃんと「無理~」と断ってくれますw)
料理をする息子の姿を単なる「お手伝い」として見るのではなく、料理が息子にとって心のバランスを整える良い手段になっているのではないかという新たな視点や気づきを得られたことは、私自身の成長でもあると感じています。
しゃべらないママコーチのインストラクターに興味がある方に一言お伝えするとしたらどんな言葉でしょうか
我が子を育てる中で起こるトラブルや、悩み。
それをきっかけに学んだことを活かし、活動することは、マイナスの要素だと思っていたことをプラスに変えることができます。
そのことは、自分自身の…そして家族にとって、収入を超えるプライスレスの価値だと思います。
SNSが超苦手で、関わることもなかった私でも、師匠の松岡さん、先輩方のアドバイスをいただき、真似をしながら、一つずつできることが増えてきました。
もし、「私にはオンラインでの起業なんて…」と思う方へ、もちろん、慣れている方より大変ではありますが…私でも大丈夫だったので、大丈夫ですよ(*^^*)